教師&元教師夫婦が後悔した、お金にまつわる失敗話3選

教師のみなさん専用

「ムダなお金は使いたくない。」「お得にできることは活用して損したくない。」
そんな新任教師・若手教師の先生の役に立つかもしれない。
経験のある先生たちが、自分のお金の使い方を見つめ直すきっかけになるかもしれない。
そんな いどばたばなし。

新任教師・若手教師はとても忙しい

教師になりたての頃って、
覚えなきゃいけないことが
どんどん押し寄せてきて、大変だったわ。

そうだったね。特に仕事以外の話は、
ゆっくり考える暇なんて全然なかったね。

教師になりたての頃は、本当に新しい事ばかり、覚えなきゃいけないことばかりで、「周りについていかなきゃ!」と必死になって、がむしゃらに仕事に向き合ってた記憶があるよ。

そうそう。本当に、朝起きて、学校に行って、夜に家に帰り、ご飯を食べて寝る。で、また朝起きて…みたいな生活をずっと続けていたね。休みの日があっても、仕事が追い付いていないから、休日出勤したり、家で次の週の授業の準備をしたりと、気持ちが休まる時間は全然なかったよね。

そんな中で、将来やお金のことをゆっくりと考える時間なんて、全くなかったよ。

その時は、よく考えずに見過ごしてしまっていたけど、
後になって「これは、失敗だったなぁ。」と感じたことがあったんです。

わたしたち夫婦が後悔したお金の失敗経験談3選

①貯蓄型保険への加入
②年末調整での申請忘れ・申告ミス
③銀行がすすめる学資保険・投資

①貯蓄型保険への加入

教師になって2週間くらいたったころ、生命保険会社の人が職員室に訪ねてきました。「○○先生、ちょっとお時間よろしいですか?」みたいに声をかけられるんです。

どんな話かよく分からず会議室で話し始めると、世間話から始まり、「将来に備えはできていますか?」という話から生命保険の話が始まります。

いろいろな資料をもとに話を聞くんですが、わたしはあまり内容が理解できずにいました。

どんどん進んでいく話の中で、貯蓄型保険をすすめられ、「お金を貯めながら、万が一の時には保険金が支払われるんだったら、なんとなくよさそうかも…。」と思い、その場でハンコを押しました。
毎月の保険金も安くはなく、60歳まで払い続けるとやっと払戻金が100%になり、その後払戻金の割合が少しずつ増えていくというものでした。

10年くらい経って改めて考えると、途中で引き出すことはできないし、保険の部分は、掛け捨て保険の保障で十分だし、お金を増やすことに期待するなら投資をした方が良さそうだし…と感じ始め、結局解約することにしました。

10年ほどで、それまでに払ったお金は300万円ほどで、解約返戻金は150万円ほどでした。「150万円損した。」という少し残念な気持ちにはなりましたが、60歳まで保険金を払い続けるよりはよかったかなと思っています。

できれば、初めから貯蓄型保険には入らず、貯蓄(貯金と投資)と保険は別々に考えた方が有効なお金の使い道ができたかなぁと思いました。

中途半端にどっちつかずな貯蓄型保険に入ったのが失敗でした。
貯蓄と保険は別物なんだね。

②年末調整での申請忘れ・申告ミス

毎年12月に、年末調整という確定申告の代わりになるものの書類が事務室から配られます。

その年の給料をもとに、次の年の所得税や住民税が決まるのですが、
養う家族がいたり、生命保険に入っていたり、住宅ローンを組んでいると、
「給料のうち税金のかかる部分を減らしますよ。」「税金を少し安くしますよ。」というお得な制度を使うことができます。

年末調整は、そんな制度を使うためにいろいろな申請をするのですが、せっかく制度を使う権利を持っていても、きちんと申請用紙に記入していなかったり、証明できる書類を提出しなかったりすると、そのお得な制度を使えません。

わたしは、いくつかの生命保険に入っていたのですが、そのうちの1つを書き忘れていて、本来だったら払わなくてよい税金を払わなければならないことになりました。

確定申告で申請をし直せばお金は返ってくるのですが、返ってくるお金と確定申告にかかる手間を天秤にかけ、手間の方が大きそうなので、結局泣く泣くあきらめることにしました。

年末調整の書類を書くときに、
もっときちんと確認しておけばよかった。
と後悔しました…

「iDecoの申請を忘れていた!」
「奥さんが扶養に入ったのに、きちんと伝えられていなかった。」
という話も聞いたことがあります。

③銀行がすすめる学資保険・投資

結婚して、子どもが生まれた時に「よく学資保険って聞くなぁ。高校や大学に行かせるにはお金がかかるし、子どものためにお金のことを考えないといけないなぁ。」と考えました。

そこで、近くの銀行に行き、子どもの学費や、将来に向けた家計の相談をしました。
とても親身になって相談に乗ってくれて、

子どもの学費の確保のために、学資保険を契約。
そして、資産を増やすためにすすめられた投資信託を買って積み立てていくことにしました。

数年たって、銀行で買う投資信託は、手数料がものすごく高いことを知りました。
ネットの証券会社を調べてみると、手数料が5分の1ほどで、とても驚いたことを覚えています。

学資保険は、払込期間がもうすぐ終わることもあり、今も続けていますが、
生命保険の保障があれば、もし自分に万が一のことがあっても、学費くらいは大丈夫だし、
学費保険に何年も払い続ける必要はあったのかなぁと思っています。

お金のプロである銀行員がおすすめするなら
間違いないと信じ切るのは間違っていたね。

すごく親身になって相談には乗ってくれるけど、
自分たちで調べて考えることの大事さを実感したね。

まとめ お金のことで失敗・後悔しないために

忙しい毎日だけど、お金のことを考える時間は大切。
忙しいからといって、適当になってしまったり、きちんと理解しなかったりすると、
数年後、数十年後に後悔することになるかもしれないね。

これを読んでいる先生たちが、わたしたちのように
お金で失敗したり、後悔したりすることが減ると嬉しいです!
いどばたばなし おしまい。またお話しましょう!

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