教師になりたい人必見!お金の面から考える、教師の職業を選ぶメリットとデメリット

教師のみなさん専用

教師になりたい人や、教師になるかどうか迷っている人、教師の待遇ってどうなの?と疑問に思っている人の役に立つかもしれない いどばたばなし

一般的に教師になりたい人が思うこと

わたしたちは、「教師になりたい!」と思って教育大学に入学したから、
教師と他の職業を比べてどの職業を選ぼうと考えることは無かったね。

そうだね。自分が子どもの時の先生のイメージして、
あまり教師の職業について詳しく知らずに教員採用試験を受けたなぁ。

教師の仕事は、「子どもの成長を感じられる」「やりがいがある」「人の役に立てる」など、教師という仕事にしかないやりがいがあるのが魅力です。

その一方で、とても忙しく、子どもの学習指導だけではなく、生活指導や、給食・掃除の指導、保護者対応や地域との関わり、書類作成などの事務仕事など、あげればキリがないほど、仕事内容が多岐に渡ります。

仕事の多さや残業の多さ、心の病気になってしまうことなど、ニュースやSNSでも、一度は教師の仕事の大変さを聞いたことがあるでしょう。

それでも、「教師になりたい!」と思い、教師を職業にしようとしている人は本当にすごいと思います。
いろいろな情報を聞き、「教師になるかどうか迷うなぁ」と考える人もいると思います。

一生を左右するかもしれない職業選び。
報酬や待遇について知っておくことはとても大事だと思います。

わたしたちが10年以上教師の仕事をしてきた中で、改めて感じたお金の面での教師の仕事のメリット・デメリットを紹介します。

お金の面から考える、教師の職業を選ぶ メリット3選!

・毎年、給料が増える
・人生計画が立てやすい
・産休育休などの制度が充実している

毎年、給料が増える


経験年数に応じた給料がもらえる
基本的には年功序列で、ふつうに仕事を続けていれば給料が毎年増えていきます。
わたしたちの場合は、1年働くと約8000円月給が上がってきました。12か月で9万6000円、ボーナスにも影響するので、毎年、年収が10万以上増えていくことになります。

昇給、昇格試験を受けなくてよい
会社勤めの友人からは、課長や部長になるために、実績を積んだ上で試験を受けるということを聞きましたが、教師はそんなことはありません。昇格試験などを受けなくても昇給します。
校長、教頭、主幹教諭など、試験や面接を受けてなる役職もありますが、定年まで、教諭(普通の先生)として働く人も多くいます。

多少のミスをしても減給になることは無い
もちろん、体罰や盗撮など、よくニュースで報道されるような、法律に触れるような行為をすれば、減給や免職になりますが、
子どもへの学習指導が間違っていた。保護者対応を上手くできなかった。提出する書類を忘れていたなど、少しくらいのミスならば、減給されることはほとんどありません。

毎年給料が上がっていくのは、すごい安心感。

人生計画が立てやすい


安定して給料がもらえて、ボーナスが必ずもらえる
上にも書いたように、基本的に毎年昇給するので、「10年後はこれくらいの年収になっているだろうなぁ」と予想が立てやすいです。
また、残業の時間に月給が左右されることがないうえに、一般企業のように「今年は業績が悪いからボーナスはなし」ということもなく、6月と12月に必ずボーナスがもらえます。

民間の給料に影響は受けるが、大きく減ることは無い
毎年、民間の給与に合わせて、給料表の見直しが行われます。多くの場合は、「民間の給与が上がったから、教師の給与も上げます!」ということが行われ、大きく減ることはありません。

ローンを組んでも、安定して支払えるめどが立つ
給料・ボーナスが安定しているので、車を買うためのローンや住宅ローンを組んでも、返済の予定が立てやすく、「〇年後には完済できる」という見通しが外れることが少ないです。
(※教師はローンを組みやすい職業ではありますが、必要最低限の借り入れにすることをおすすめします。)

教師という職業は、社会的な信用が得やすいと思うよ。

産休育休などの制度が充実している



子どもの出産のために仕事をやめる必要がない
会社によっては、妊娠すると退職を促されることがあると聞きました。教師はそんなことはなく、仕事をやめる必要はありません。(人によっては、「年度の途中で産休に入るのは申し訳ない」と考える人もいますが…)

出産・育児にかかわる制度が整っている
子どもの出産で産休を取った場合、産休中は給料の満額、育休に入っても、子どもが1歳になるまでは元の給料の2/3や1/2の給付金がもらえます。1歳を過ぎると給付金は月1万円ほどになりますが、3歳になるまで育休をとることができます。

病気休暇でも給付金がもらえる
多忙な仕事で精神障害を患ってしまっても、病気休暇をとることができます。症状や教職経験年数にもよりますが、最長で3~5年ほど病気休暇をとることができ、時期によって給料の満額や80パーセントの給付金をもらうことができます。

わたしも、2年の病気休暇をとって、その後教師をやめました。

お金の面から考える、教師の職業を選ぶ 大きなデメリット

・給料を大きく増やすことができない

給料を大きく増やすことができない


教師は仕事をどれだけがんばっても、「がんばった分給料が多くもらえる。」ということがありません。

クラスの子がどれだけ勉強ができるようになっても、どれだけ素晴らしい学級経営をしても、どれだけ保護者に信頼されていても、その成果によって給料が増えることはありません。

毎年、管理職からの人事評価があり、仕事ぶりを評価されるのですが、特に優秀と認められた人でも、その報酬はほんの少しだけです。

何十時間も残業をして、仕事を頑張っても残業代が出ることはありません。

中学校の先生は、部活で休日出勤をしても1日2000円~3000円ほど、時給に換算すると500円ほどです。最低賃金を大きく下回りますね。

そして、基本的には副業もできないので、
現実的に教師ができることは、資産運用(投資)くらいです。

(※出版物による収入や不動産収入、小規模な農業などは認められるようですが、現実的にできる人は少ないと思います。)

このことを知って、ぼくは投資を始めようと思ったよ。

まとめ

教師になるとお金の面で安定していて、安心できることは多い。
ただ、どれだけ成果を出しても、大きく年収を増やすことはできない。

いかがでしたか。

今回のいどばたばなしが、
教師になりたい人、教師になるかどうか迷っている人にとって、職業を選ぶときの1つの判断基準になれば嬉しいです。

いどばたばなし おしまい。またお話しましょう!

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